来年1・4、5日に東京ドームで開催する新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM14」の調印式が19日、東京都内の明治記念館で行われ、IWGPヘビー級選手権で対戦する王者オカダ・カズチカ(32)と挑戦者飯伏幸太(37)が100%の戦いを誓った。

同タイトル初戴冠に挑む飯伏は「今1番世界ですごい、最強で最高のオカダカズチカを1・4で倒して、1・5で伝説を作りたい。いま現在進行形のプロレスをぜひ見に来てください」。オカダは、12月8日広島大会で飯伏に権利証のブリーフケースで殴られたことを話題に出し、「ツイッターとかを見ると、こういう飯伏がみたかったんだよね、というつぶやきがたくさんあったんですけど、僕が戦いたい飯伏幸太は、もう1つ上の飯伏幸太だと思います」と奇襲攻撃を批判。「G1クライマックスを制した飯伏幸太と戦って、1月4日、しっかり防衛したいと思います」と真っ向勝負を求めた。

さらにオカダは、IWGPヘビー級王座が最高であると、あらためて熱弁をふるった。「このIWGPのベルトが(2冠の)伝説を作るためだけのものに思われてしまうというか、IWGPベルトへの思いを(飯伏から)聞くことができなかったのが心残り。でも、IWGP王者とG1覇者の戦いは、Wタイトルマッチより上だと思ってます。だからこそ、激しい試合をみなさんにみてもらって、世界で1番すごい戦いを見てもらって、ぼくはこの戦いを制して、次に進んでいきたいと思います。1・5のことは考えず、1・4、100出しきります」。それを受けて飯伏も「1・4全力で、すべて出しきります。全力でいきます」。両者とも、翌5日に控える2冠戦をみず、4日に死力を尽くすつもりだ。