ボクシングWBO世界スーパーフライ級1位ジェイビール・シントロン(24=プエルトリコ)が日本食パワーで世界初奪取を狙う。31日に東京・大田区総合体育館で王者井岡一翔(30=REASON大貴)への挑戦を控え、30日に都内で前日計量に臨み、100グラム少ない52・0キロでクリア。「計量が終わり、ほっとしている」と笑みをこぼし、減量苦から解放された肉体回復のため、日本食を選択することを明かした。

過去2回五輪出場の実績のあるアマチュア時代から現地の食事を摂取しているというシントロンは「食べられるものは何でも食べたい。これから野菜ラーメンを食べようと思う。日本料理が好きなんだ」と口調を強めた。初の世界挑戦となり、母国プエルトリコからも期待される軽量級のホープ。「コンディションはいい。緊張はまったくない。やることはやってきた。あとは神のみぞ知る」と平常心だった。