新日本プロレスは4日、後楽園ホールでIWGPヘビー、同インターコンチネンタル2冠王者内藤哲也(37)とIWGPジュニアヘビー級王者高橋ヒロム(30)による異例の無観客トークショーを行った。

ホールの中央部に設けられた台の上に2人と司会者計3人が座り、約2時間トーク。その模様は動画サービス「新日本プロレスワールド」で生配信された。

新日本は2月26日に発表された新型コロナウイルス感染拡大による政府からのイベント中止・延期要請を受け、3月1日から15日までの11大会を中止。楽しみにしていたファンのための特別コンテンツ第一弾として、3月3日旗揚げ記念日大会でシングル対決する予定だった内藤、高橋のトークショーが企画された。

ダンスしながら予防を訴えるなど終始自由にふるまった高橋は、収録を終え「届けたいものはリングの上と同じ。見ている人が笑顔になってくれれば。楽しかった」。内藤は「見慣れている後楽園ホールの雰囲気とは違う。試合するのは想像できない」と無観客の違和感を語り、「常にお客様で埋まっているのが幸せだとあらためて感じた」と話した。【高場泉穂】