ボクシングのワタナベジムが27日、クラウドファンディングでジムの支援金を募るプロジェクトを立ち上げた。ジムは休業中で、7月までの29試合が中止とした。約90人のプロ選手に、300人の練習生がいるジムの存続危機に、5月29日までに目標額600万円の支援金を募っている。

集まった支援金は、5月に予定していたWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人のV3戦などのキャンセル料など、休業中のジムの賃料や固定人件費など、今後の育成や感染拡大予防費にあてるという。

選手のお礼メールが届く一口1000円から。100万円の世界王者コースではジムでの特別スパーリング観戦、選手との食事会、サイン入りグローブ、50万円は主催試合のコーナーポスト、30万円はリング上の広告に名前掲載、1万2000円の東洋太平洋王者コースはサイン入りグローブなどが返礼となる。

京口は「分け隔てなくチャンスを与えてくれるワタナベジムは、この先もボクシング界にとって必要なジムだと思います。当然、僕も出来る限りのことはしますが、皆さんにご支援を頂けると助かります」とコメントしている。

プロジェクト詳細はhttps://camp-fire.jp/projects/view/261415