人気ファイターの総合格闘技RIZINバンタム級王者朝倉海(27)が、大みそかに元2冠(RIZIN、ベラトール同級)王者堀口恭司(30)との初防衛戦に臨むことが13日、発表された。12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN26大会で組まれた。朝倉は昨年8月のRIZIN18大会で当時王者だった堀口とノンタイトルで対戦し、68秒KO勝ちで撃破。同王座を懸けた再戦が年末のビッグカードとして組まれる機運が高まっていたが、堀口が昨年10月に右膝前十字靱帯(じんたい)断裂、同半月板損傷のために手術を受け、同カードは実現しなかった。

朝倉は「次にこのカードが決まってボク自身、楽しみですが、みなさんも待っていてくれたカードなので。日本格闘技を背負ってきた選手で一筋縄ではいかない相手。1年間でボクは4試合やって王者になった。あの時よりも強くなっているので、またぶっ倒したい」と意気込んだ。昨年大みそかにマネル・ケイブとの同王座決定戦に2回TKO負けしたものの、ケイブのUFC移籍に伴う王座返上により組まれた扇久保博正との王座決定戦に1回TKO勝利し、王者となっていた。

一方、米国でトレーニング中の堀口はオンラインで会見に出席。「前回きっちりKOで負けたのでやり返したい。見ていてください。もう試合できるコンディション。夏ぐらいから練習している。(朝倉の)4試合は見ました。すごく成長している。強い選手だなあと思います」と警戒していた。