78歳のグレート小鹿が元気だ。

井上雅央(50)とタッグを組み、リッキー・フジ(55)、翔太(32)と対戦。相手の「結構元気だな」の挑発に乗らず、コーナーに倒れた際には審判からも「行け!」という活を入れられながら、11分翔太に足4の字固めを決め、見事勝利した。

天龍源一郎引退5周年記念試合とあって試合後「昔バチバチやっていたのを思い出した」と当時を振り返った。印象に残っている試合として、約40年前の後楽園ホールでのアジアタッグを挙げ「70分近い試合をした。(天龍は)やられっ放しは嫌いで、1つやられると3つくらいやり返してきたのを覚えている。元気だったら、またやりたいね」と話した。

また、体調を崩した天龍には「長いこと時代を作ってきた人間。今よりももっと元気になって欲しい」とエールを送った。自身は78歳だが毎日トレーニングを欠かさず行っているという。「足腰から弱ってくる。毎日やれることをやるだけ。今後どうなるかは分からないが、あと2年やって、80歳超えるまでできたら」と、オファーがある限り、リングの上に立ち続ける。【松熊洋介】