K-1の不可思(29)が“原点回帰”で連敗脱出を狙う。13日のK-1 WORLD GP両国大会(日刊スポーツ新聞社後援)で鈴木勇人(30)とK-1スーパーライト級3分3回延長1回で対戦する。3日には都内の所属ジムで公開練習し、トレーナーのミットにパンチだけでなく、ミドルキック、前蹴りなども打ち込んだ。

3月にケイズフェスタ3大会で同級王者安保瑠輝也に敗れ、9月のK-1大阪大会でも平山迅にも敗退。連敗中の不可思は「原因もしっかり分かりましたし、改善すべきところもたくさん分かりました。この前の試合があったおかげで、本当にいい感じで出来上がっています」と手応え十分。

試合に向け、考え過ぎていたことを明かし「今度の試合に向けても、練習ものびのびと楽しく頑張ってやってきました。最近、そういう気持ちを忘れていて、昔みたいに燃えるような感じで格闘技を楽しめていなかったんで。自分の原点の気持ちを思いだしてました。いろいろ考えていたけれど『俺、やっぱそういうキャラじゃねえな』と」強調。気持ちを吹っ切り、年末最後の大会で連敗を止める意気込みだ。