12日(日本時間13日)に米ラスベガスでボクシングWBOインターコンチネンタル・ライト級王座決定戦を控える前東洋太平洋同級王者中谷正義(31=帝拳)が10日(日本時間11日)、同地で記者会見に臨んだ。IBF世界同級5位フェリックス・ベルデホ(27=プエルトリコ)と拳を交える。現在、WBO同級11位にランクする中谷は、19年7月に現3団体統一同級王者テオフィモ・ロペス(米国)に12回判定負けして以来の再起戦となる。

約1年5カ月ぶりとなるリングに向け、中谷は「長い間、試合がなかったことは心配していない。一生懸命トレーニングしてきた。海外の試合はパンチの強さが重要。この試合のために強いパンチを当てたい。彼をKOするつもり」と自信に満ちた表情で言った。

対するベルデホは18年3月にキャリア唯一の黒星を喫した後から4連勝中と好調を保っている。勝った方が、3団体統一王者ロペスとの対戦に近づくと言っていい。ベルデホは「ラスベガスで(イスマエル・)サラストレーナーと練習して以来、すべてが順調に進んでいる。体調はいい。対戦相手を甘く見ることはない」と中谷を警戒していた。