今回も秘策あり!! 大みそか、31日のRIZIN26大会(さいたまスーパーアリーナ)でバンタム級王者朝倉海(27)が1年4カ月ぶりの堀口恭司(30)との再戦を控え、18日に兄未来(28)とともに都内での練習をオンラインで公開。19年8月の初対決でKO撃破した右クロスカウンターに続く新たな秘策を用意していると明かした。

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返り討ちの準備は整っていた。朝倉海は兄未来とともに連日、所属先で一緒に練習し、前回同様に2人で堀口戦の秘策を練っていた。19年8月の初対決は戦略通りに右クロスカウンターで大ダメージを与え、右フックで衝撃の1回KO勝ちを収めた。この早期決着劇に出すことのなかった作戦があったという。

1年4カ月ぶりの再戦に備え、堀口の動画をチェックした海は「(作戦は)増えましたね、最近。堀口選手の試合を分析して出てきたものもあり、増えています。もう頭に入っているし。自信はあります」と自信に満ちた表情で断言した。

前回は当時の2冠(RIZIN、ベラトール)王者の堀口に挑み、戦前の予想を見事にひっくり返した。今回は王者と挑戦者の立場が逆転したリマッチ。「前回は堀口選手が有利で自分が負けと言われた状況で、見返してやりたいと思った。今回は王者になって周りの予想も五分五分。王者の実力をみせたい」とのプライドものぞかせた。

UFC王座挑戦の経験もある堀口に連勝すれば、目標に掲げるUFC、ベラトール進出など世界へのアピールにもつながる。「海外から注目されている試合だと思う。しっかり勝つことに集中していきたい」。大一番への準備は万端だ。

【藤中栄二】