ボクシングのWBC世界バンタム級暫定王者井上拓真(25=大橋)が16日、結婚と第1子(女児)の誕生をダブル報告した。

所属ジムと所属事務所のホリプロを通じ「昨年春にアマチュア時代からずっと支えてくれた高校時代の同級生と入籍しました。そして秋には待望の長女が生まれました」などとコメント。

8年の交際を経てのゴールインとなった。なおWBAスーパー・IBF世界同級王者の兄尚弥(27=大橋)は7年の交際を実らせ、15年に咲弥夫人と結婚している。

19年11月にWBC世界同級王座統一戦に敗れた井上は14日、約1年2カ月ぶりの再起戦に臨み、東洋太平洋同級王者栗原慶太(一力)に挑戦。9回負傷判定勝利を挙げ、スーパーフライ級に続く東洋太平洋2階級制覇を成し遂げた。

「今回の試合は家庭を持って臨む初めての一戦でした。妻と娘の存在は、これまでと比べものにならないくらいの原動力を僕に与えてくれました。これからも1人の男として夫として父として、より一層ボクシングと向き合い、目標に向かってまい進してまいります」と決意を示した。