挑戦者となる同級1位古橋岳也(33=川崎新田)が、新王者となった。同級王者久我勇作(30=ワタナベ)に挑み、9回24秒、TKO勝利で3度目の王座挑戦で日本ベルトを奪取した。

序盤から激しい打ち合いを展開し、5回の途中採点ではポイントで1~3ポイントのリードを許してしたが、8回に右カウンターでぐらつかせ、9回には右ストレートでダウンを奪取。そのままレフェリーストップ勝ちし「三度目の正直」で悲願の日本王座を手にした。

サッカー、バスケットボールのプロスポーツを中心に盛り上がる川崎市で、川崎生まれ、川崎育ち、川崎ジム所属として初めてのボクシング王者誕生を期待されていた古橋。試合会場には応援団長として、J1クラブ川崎フロンターレのマスコット、ふろん太くんも駆けつけていた。