「キング・オブ・ストロングスタイル」中邑真輔(40)が、アポロ・クルーズに「借りを」返す勝利を挙げた。

先週12日にインターコンチネンタル(IC)王座挑戦時に試合妨害してきたクルーズとのシングル戦が第1試合に組まれ、飛びつき式腕ひしぎ逆十字固めからの丸め込みで快勝した。

IC王者ビックEが場外に設置されたソファでリラックスしながら解説する中、中邑はドロップキック3発を浴び、場外戦ではビックEに投げ付けられた。負けじと中邑も延髄斬りからライダーキック、スライディング・ジャーマンと連続攻撃。スパインバスターを食らった後、飛びつき式腕ひしぎ逆十字固めで絞るとそのままクルーズを丸め込んで3カウントを奪ってみせた。

試合後、背後からクルーズに襲撃された中邑は場外に投げ飛ばされると防護壁にたたきつけられた。さらに鉄製階段で殴打された。ビックEの制止でクルーズの襲撃が1度は終わるかに見えたが、今度はビックEも鉄製階段で殴打されてしまった。IC王者が担架で運ばれ、病院送りにされる後味の悪さも残った。