セミファイナルの新潟タッグ選手権で、王者のグレート小鹿(78=大日本)シマ重野(新潟プロレス)組が、アブドーラ小林、“黒天使”沼沢邪鬼(ともに大日本)の挑戦を退け、初防衛に成功した。15分を超える攻防の末、小鹿が15分10秒、ラ・マヒストラルで小林を沈め、21年初の試合で現役最高齢のベルトを守った。小鹿は、4月22日の大日本上野大会で、アブドーラ小林の持つ新潟無差別級王座挑戦も決定。18年に同ベルトを奪取して日本国内最年長記録を更新して以来のシングルベルト挑戦となる。

小鹿は「4月29日は私の79歳の誕生日。1週間前の誕生祝いだ。今度ベルトを取ったら80歳までベルトを守り続ける。小鹿がまだまだ現役バリバリだっていうところを世界に証明してやるぞ!」と鼻息も荒く宣言した。また、1歳年下で同じ力道山の弟子であるアントニオ猪木氏が入院していることに「リハビリの様子を見て心配していたんだよ。オレの姿を見て、猪木さんにも早く戻ってきてほしいよ」とエールを送った。