元2階級世界制覇王者の亀田和毅(29=3150)が21日、19年7月以来約1年10カ月ぶりとなる試合に向けて計量をクリアした。試合は22日に大阪・豊中市の「176BOX」で行われ、和毅はメインの契約体重56・5キロの8回戦で広島の三宅寛典(32)と対戦する。和毅は56・4キロ、三宅は55・9キロでともに一発パスした。

和毅は関係者を通じ、「無事に計量をクリアできて、いい感じに仕上がりました。試合は1回延期になりましたが、切り替えて練習できたのでさらにコンディションは上がったと思います。久々の日本での試合ですが、次につながる試合をして、亀田和毅を存分にアピールしたいと思います」とコメントした。

元世界3階級制覇王者・亀田興毅会長(34)の3150ファイトクラブによる初興行となる。当初は5日にエディオンアリーナ大阪で行われる予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大防止による緊急事態宣言発出を受け、延期となっていた。

緊急事態宣言下で無観客での開催となる。興毅会長は「今回の興行は厳しい状況になりますが、調整が大変な中でも必死に練習に取り組んできた選手たちの成果を披露させてあげたい」と“選手ファースト”での興行実施を示していた。