前K-1ライト級王者林健太(26)が、スーパー・ライト級に転向しての再起戦を逆転KO勝利で飾った。

ヴィトー・トファネリ(35=ブラジル)とスーパーファイトを行い、先にダウンを奪われながらも、2回2分35秒、得意のパンチでマットに沈めた。

前日計量をリミットまで100グラムの64・9キロでパスし、「万全の状態。KOされたことのない相手をKOして、アピールしたい」と話してした林。きっちりと有言実行した。

リング上でマイクを持った林は「1年半も勝てていなくて、去年は骨折れまくって、ボロボロで練習も試合もできなくて、情けなくてしょうがなかった」と振り返った。それでも、応援に支えられ、逆転KO。「トレーナーも全力で向き合ってくれて、倒されちゃったんですけど、必死にやってきた結果が出たかなと思います」と笑顔を見せた。

昨年12月の両国大会でゴンナパー・ウィラサクレック(タイ)に敗れ、ライト級王座を陥落した。今回の再起戦勝利でパワーの違いを見せた林が、2階級制覇に向け、再始動した。