ボクシング史上初の6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ氏(48=米国)のリング復帰が正式決定した。9月11日に米ラスベガスで、元UFC王者ビクトー・ベウフォート氏(44=ブラジル)と対戦する。動画投稿アプリを運営するプロモーターのトリラーが17日に発表した。音楽番組とコラボした2日間イベントの一つして開催される。ラウンド数、グローブなどの試合形式は発表されていない。

デラホーヤ氏は昨年の元ヘビー級王者マイク・タイソン氏の復帰に触発されて、3月に13年ぶりの復帰を表明していた。「リングに戻る準備ができて、画期的なエンターテインメントの中で実現することを誇りに思う。相手に最大限の敬意を払い、ハイレベルなボクシングを世界に見せたい」とコメントした。

92年バルセロナ五輪で金メダルを獲得後にプロデビュー。94年に12戦目でWBOスーパーフェザー級を皮切りに、04年にWBOミドル級で史上初の6階級制覇を達成した。08年にマニー・パッキャオに8回TKO負けして引退していた。

ベウフォート氏は「ボクシング史上最も有名な一人と戦える。総合格闘技代表として楽しみにしている。子供たちが語り継ぐような、格闘技史に残る戦いなる」とコメントした。97年からUFCに参戦し、04年にライトヘビー級王座を獲得。99年にPRIDEで桜庭和志に判定負け、11年にUFCで秋山成勲にKO勝ちしている。06年にボクシングでKO勝ちしたこともある。18年にUFCでKO負けで引退していた。