WBOアジア・パシフィック、東洋太平洋、日本スーパーフライ級王者福永亮次(34=角海老宝石)が2本のベルトの防衛に成功した。挑戦者の日本同級8位藤井貴博(31=金子)を8回1分19秒、TKOで撃破。WBOアジアパシフィック2度目、日本初防衛を成し遂げた。

カウンターの左ストレートでぐらつかせた後、ワンツーでキャンバスに沈めた福永は「流れで(判定に)行くのかなとも思ったので安心しました。ダウンの後に立ってきたら困ると思っていった」と安堵(あんど)の表情の笑み。序盤から主導権を握って攻め続けていたものの「(藤井が)思ったよりも出てきてくれて、メッチャ取る気があるんだと思った。パンチがあたっても顔色を変えない。流れで(判定に)いくのかなとも思った」と挑戦者のメンタルに敬意を表していた。