前WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(30=横浜光)が難敵を撃破し、再起戦を飾った。元日本スーパーライト級王者細川バレンタイン(40=角海老宝石)と拳を交え、右強打を軸とした連打で攻め続け、8回1分17秒、レフェリーストップによるTKO勝利を収めた。ライト級で東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック、日本の3王座を保持する王者吉野修一郎(29=三迫)への挑戦を強く希望した。
素早く、攻撃的な伊藤がリングに戻った。次々とワンツーを浴びせ、元日本王者にクリーンヒットを連発。8回、ロープに詰めて連打でレフェリーストップ勝ち。昨年12月、東洋太平洋スーパーフェザー級王者三代大訓(ワタナベ)に判定負けして以来のリング。世界ランクから外れ、現役引退も考えた時期があっただけに「素直に安心しています。本音を言えば世界との差はほんの少しだけ。抜きんでていくためのスタートになった」と声をはずませた。
コロナ禍で本来の米国合宿が組めず、新たに元日本ミドル級王者胡朋宏トレーナーとのタッグを結成。本来の攻撃的なファイトを取り戻した。「えび(胡)さんのおかげ。目指していた形ができた」と感謝した伊藤は「強い選手とやりたい」とアジア2本と日本の3王座を保持する王者吉野への挑戦を熱望していた。

