プロボクシング東日本新人王トーナメント戦のフェザー級に新潟県内在住の石川優(33=十日町市・大翔ジム)が出場する。昨年に続き2回目の挑戦だ。9日に予定されていた1回戦は対戦相手が棄権したため、初戦は9月5日(準々決勝)に延びた。昨年はスーパーバンタム級で準決勝に進出。今年は東日本を制し、西日本新人王と対戦する全日本新人王決定戦での優勝を目指す。

アクシデントに石川は気持ちを引き締め直した。9日の1回戦は対戦相手が棄権。9月5日の準々決勝が初戦になった。相手の棄権を知ったのは2日で「やりたかった。減量も調整も順調だった」。その分、次戦への練習はたっぷりできる。「目標は全日本新人王なので。1つ1つ全力で行く」。

これまで3勝のうち2試合がKO勝ち。負けた3戦もすべてダウンを奪っている。嶋田雄大会長(49)は「タイミングで倒せるタイプ」と評価。昨年のトーナメントは準決勝で敗退した。雪辱を果たそうという思いが今年の原動力になる。

ボクシングを始めたのは16歳。新潟市のジムに通った。神奈川在住時の20歳の時にプロライセンスを取得したが、デビューできないまま現地のジムをやめて新潟に戻った。「このままプロになれないのは悔いが残る」。18年、30歳で十日町市の大翔ジムに入門。ライセンスを再取得し、19年にデビューを果たした。

ジム、そして自身の目標はアオーレ長岡でのタイトルマッチ。「まず日本タイトル。そのためにも新人王を取る」。遅咲きな分、着実に足場を固めながら歩みを進めていく。【斎藤慎一郎】

◆石川優(いしかわ・すぐる)1988年(昭63)6月3日生まれ、新潟市出身。巻東中では野球部で三塁手。高校中退後、新潟市内のジムでボクシングを始める。19年3月プロテスト合格。デビューは同年7月12日の竹田健人戦で4回TKO勝ち。6戦3勝(2KO)3敗。166センチ。普段は66キロ。

◆新人王トーナメント C級ライセンス(4回戦)保持者が3度まで出場可能。エントリー時点で4勝未満で、プロデビュー戦でも出場できる。16階級でトーナメントが行われ、東西の優勝者が全日本新人王決定戦を行う。