ボクシング日本人女子世界王者2人が7日、初の米国での防衛戦に決意を表明した。WBOライトフライ級王者天海ツナミ(36=山木)はV4戦で、WBAミニマム級王者セニエサ・エストラーダ(29=米国)の挑戦を受ける。9日の米ロサンゼルスでの試合を控えて当地での記者会見に出席。「勝つ自信があるので来た。盛り上がっている米国で戦い、世界にも中継されるので、アピールできるチャンスだと思っている」と話した。

会見後はフェースオフとなったが「ガッチリしている」との印象だった。初対面で「対戦相手を見てやる気が増した。チャンピオンとして負けられない」とより力が入った。

5階級制覇のWBAフライ級王者藤岡奈穂子(45=竹原慎二&畑山隆則)は、WBO同級6位スレム・ウルビナ(31=メキシコ)とのV3戦に臨む。「この場にいられてうれしく、興奮している。日本では女子ボクシングはポピュラーではないので、私にとって、日本のボクシングにとって大切な試合」と英語で話した。

ウルビナの試合はユーチューブで何試合かチェックしてきた。「強いことは知っている。相手はヒールを履いていたので見上げたが、実際は同じくらいの身長。ガッチリしていて、自分の考えをしっかり持っているいい人そうだった」との印象を口にした。