WBO世界フライ級王者中谷潤人(23=M.T)が、日本人初の初防衛戦米国デビュー勝利を飾った。
同級1位アンヘル・アコスタ(30=プエルトリコ)との指名防衛戦。日本人6人目となる米国での防衛を果たした。戦績は22勝(16KO)無敗。アコスタはWBOライトフライ級に続く2階級制覇に失敗した。アコスタは22勝(21KO)3敗。
中谷は試合後、「いいタイミングで鼻に入った。最初のストップで折れたかなと分かりました。(米国のファンに)ボクシング見てもらえてわいてくれていた。いい勝ち方できたと思います。(今後の目標)統一戦やりたい気持ち強いです」とコメントした。
【1ラウンド】
オーソドックスでガードが高い挑戦者に対し、中谷は距離をとりジャブを放ちながら、大きな左フックを放つ。左ストレートから右ボディーで攻勢。(中谷10-9アコスタ)
【2ラウンド】
身長差で上回る中谷が距離をとっての攻勢で、アコスタは大量の鼻出血。止血タイム後も中谷が優位に攻める。(中谷10-9アコスタ)
【3ラウンド】
挑戦者のアコスタが距離を詰めて接近戦。中谷はショートの左右アッパーで応戦の中、2度目の止血ストップ。(中谷10-9アコスタ)
【4ラウンド】
アコスタの鼻出血が止まらず、30秒過ぎにレフェリーが試合をストップ。中谷がTKOで初防衛に成功した。