日本プロボクシング協会は16日、都内で理事会を開き、日本ボクシングコミッション(JBC)の浦谷信彰執行理事に辞職要求書を提出することを決議した。昨年大みそかのWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ(王者井岡一翔-挑戦者田中恒成戦)で起こったドーピング問題に端を発したJBCのガバナンスを問題視し、協会側は「長らくJBCの責任者として采配してきた中で1番責任を追及される人物になる」と指摘。週明け18日にもJBCに浦谷氏の辞職要求書を提出し、月内の回答を求めるという。なお既に浦谷氏はJBCに対して進退伺を提出している。

また国内にボクシング殿堂を設立するための準備委員会を立ち上げることも承認。アマチュアの日本ボクシング連盟やJBCとも協力し、具体的に準備を進めていく見通しだ。