ボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)が12月14日、東京・両国国技館で2年1カ月ぶりに臨む国内防衛戦(WBA6度目、IBF4度目=日刊スポーツ新聞社後援)が、NTTぷららの映像配信サービス「ひかりTV」のPPV(ペイ・パー・ビュー)とABEMAのPPVで同時に生配信されることが18日、発表された。同日、都内で「PXB WORLD SPIRITS~井上尚弥 WBA・IBF世界バンタム級タイトルマッチ~配信に関する記者会見」が行われた。

会見には井上をはじめ、所属ジムの大橋秀行会長、NTTぷららの永田勝美社長ら関係者が会見に出席した。ひかりTVは18年5月から井上がメインスポンサー契約を結んでいる。今年7月からは隔月で大橋ジムの興行フェニックスバトル大会の生配信も開始するなど関係が深い。井上の国内世界戦の地上波生中継がないのは初めてとなる。

11月12日には、WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(35=帝拳)が12月29日、さいたまスーパーアリーナで臨む世界的スターのIBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)との同級王座統一戦が、Amazonプライムビデオで生配信されることが発表されたばかり。これで年末に控える村田、井上の防衛戦はいずれも地上波で生中継されないことになった。