米格闘技団体ベラトール・バンタム級王者セルジオ・ペティス(28=米国)が立ち技勝負でRIZIN同級王者堀口恭司(31=アメリカン・トップチーム)との初防衛を成功させる意欲をみせた。3日(日本時間4日)、米コネティカット州アンカスビルのモヒガン・サンアリーナで、堀口とのV1戦を備え、2日(同3日)には同地で前日計量に出席。リミット(約61・2キロ)よりも少ない約61・0キロでクリアした堀口に対し、ペティスは約60・7キロでパスした。

元UFCライト級王者アンソニーを兄に持つ世界トップの格闘技一家となるペティスは「個人的には私の立ち技が強みになる」と堀口戦のポイントを挙げた。「どんな展開になっても準備はできているが、私のリーチの長さと打撃力はこの試合で優位になると思う」と不敵な笑みを浮かべた。5月に王者フアン・アーチュレッタ(米国)を下して新王者になったばかり。ひざの負傷で王座返上した堀口を認めつつ「私はフアンを倒したが、結局のところ、堀口のベルト。今はベビーシッターのようにベルトを持っているだけ。この戦いはバンタム級で本物の王者が誰かを決めるものだ」と強気の姿勢を貫いた。