5日にIWGP・USヘビー級王座をかけて対戦する王者のKENTA(40)と、挑戦者の棚橋弘至(45)が、前哨戦の6人タッグマッチで顔を合わせた。棚橋はロッキー・ロメロ(39)、田口隆祐(42)と組み、KENTAはエル・ファンタズモ(35)、石森太二(38)と組んだ。

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5分すぎにリング上でのマッチアップすると、まず棚橋がダイビングエルボーからドラゴンスクリューで先制攻撃したが、KENTAもDDTで反撃。その直後にレフェリーがリング下へ転落すると、KENTAが竹刀を持ち出して棚橋をメッタ打ちに。これに怒った棚橋は竹刀を奪い返して報復を開始。リングに戻ってきたレフェリーの制止を振り切って、倒れたKENTAを竹刀でメッタ打ちして、8分40秒に反則負けが宣告された。ゴング後も棚橋の怒りの竹刀は止まらず、リングに駆け上がった選手らに止められた。

試合後、USヘビー級のベルトを持って会見場に現れたKENTAは「お前、これぐらいやってもらわなきゃ困るんだよ。面白いじゃねえか、棚橋。明日な、ガッチリやってやるよ」と宣戦布告。珍しい反則負けに棚橋は「東京ドームで反則負けっていうのは記憶にないし、自分でも落ちるところまで落ちたなと思ってるけど、明日のために、明日やり返せばいいだけだから」。5日の選手権試合は反則裁定なしのノーDQマッチになる。