05年の第1回大会から出場し、2度の優勝を誇る新日本最年長選手、永田裕志(53)が、1回戦で散った。

第3試合で、IWGPタッグ王者後藤洋央紀(42)と対戦。腕ひしぎ逆十字固めやナガタロック2(クリップラー・クロスフェイス)、アームブリーカーなど屈指の関節技を惜しげもなく披露し、代名詞の白目を見せるなど健闘した。

だが、あと1歩届かなかった。12分37秒、意表を突かれた永田は、後藤式を決められて撃沈。試合後は、リングで勝ち名乗りを受ける後藤を一目することなく、悔しそうな表情で引き揚げた。

団体創設50周年を迎える今年、永田はデビュー30周年を迎える。NJCの最年長優勝記録を保持するが、記念イヤーに記録更新とはならず。バックステージでは「後半は後藤のうまさにやられた。びしっと蹴っ飛ばして勝ち上がってやろうと思っていたけどダメだった」と無念そうに話していた。