「キング・オブ・ストロングスタイル」中邑真輔(42)が3年ぶりとなる祭典での王座挑戦へ、弾みをつける勝利を飾った。

4月2日(日本時間3日)のレッスルマニア38大会第1日(米アーリントン)でリック・ブーグスと組み、スマックダウン・タッグ王者ウーソズ(ジミー、ジェイのウーソ兄弟)に挑む。この日はジミー・ウーソとのシングル前哨戦に臨み、キンシャサ(ランニング式ヒザ蹴り)をたたき込んで快勝した。

試合前、中邑はブーグスとともにウーソズの襲撃を返り討ち。試合では「カモーン」と挑発してニードロップやけいれん式踏みつけ、さらにトペ・スイシーダを狙うジミーにカウンターキックを見舞い、雄たけびをあげた。コーナー2段目からキレ味鋭いダイビング・ニーを決めて好機をつかむと、敵セコンドのジェイによる味方セコンドのブーグス襲撃を受け、油断した隙を突かれてジミーのスーパーキックを浴びた。

何とかブーグスがギターを持ち出したジェイをポストにたたきつけると、中邑がスピンキックからこん身のキンシャサをジミーに成功させ、ガッチリと3カウントを奪ってみせた。