総合格闘技RIZINに14試合の参戦を誇る矢地祐介(31=フリー)が7日、オンライン形式で公開練習を行い、RIZINトリガー3大会(16日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)で、18年にRIZIN初黒星を喫したルイス・グスタボ(25=ブラジル、EVOLUCAO THAI)にリベンジを果たすことを誓った。

同大会に出場する金原正徳とマススパーリングを実施。軽やかな動きを見せ、「見ての通り、もちろん絶好調です!」と順調ぶりをアピールした。

昨年の大みそか大会では、20年8月に敗れているホベルト・サトシ・ソウザの持つライト級ベルトに挑戦するも、2回一本負けで跳ね返された。それでも「チャンピオンの実力がわかった」と前向き。対戦相手のグスタボは同じく3年半前に苦杯をなめた相手だが「やっと外国人とできる。世界との距離を確かめる戦い」と、待望の一戦であることを強調した。

「最強グラップラー」の異名を取った八隅(やすみ)孝平氏のロータス世田谷で練習を重ねる。「学びが多い。新しい要素や技術が入ってきているので、すごくいい環境」と、自信にする。

コロナの影響で、約2年半ぶりの参戦となるグスタボ対策もばっちりだ。「去年から『試合があるかも』って言われてきて、ずっと研究してきた。癖やあらなどはしっかり頭に入っているので何も問題ない」と言い切った矢地。雪辱を果たし、再びライト級のベルト戦線に返り咲く。