全日本プロレスの3冠ヘビー級王者宮原健斗(33)が11日、史上16人目の完全試合を達成したロッテ佐々木朗希投手(20)に刺激を受けたことを明かした。

宮原は、完全試合、13者連続三振の日本記録、19奪三振の日本タイ記録を成し遂げた佐々木について、「8度しか打球がグラウンドに飛ばなかったってことでしょ? いや~。すごかった!」と興奮気味に話した。その上で「プロレス界も野球界に負けていられない」とし、「気合が入ります」と力を込めた。さらに、「僕らがイメージしている野球界のスターの、2つ下くらいの世代からスターが出てきているということでしょ? 新たなスターは時代とともに出てくるということだね」と持論を展開。「全日本も、佐々木選手みたいな選手が出てくるんじゃないですか? 今年出てきそうな気がしますよ。完全試合をする選手が出てくる!」と予期した。

全日本のトップベルトを腰に巻く宮原は、中学時代に野球を経験。89年2月生まれの“ハンカチ世代”で「まだまだ33歳」。最後に、「俺もこれからだよ。宮原世代も、俺が引っ張っていく」と、さらなる活躍を誓っていた。【勝部晃多】