前半戦が終了した第8試合の後、沖縄出身の総合格闘家で第7代修斗環太平洋バンタム級王者・祖根寿麻(34)の引退セレモニーが行われた。

通算成績24勝22敗、鋼のオールラウンダーと呼ばれた祖根は、茶色のスーツを身にまとい、妻と子供を伴ってリングに登場した。

昨年11月の沖縄大会で、キックボクシングルールで拳を交えた皇治から花束を授与された。皇治から「現役生活お疲れさまでした。去年ここで戦えて光栄に思っています。全国で活躍する姿を見て、ずっと超えたいと思っていました。長い間お疲れさまでした。飲みに行きましょう」とエールを送られると、笑顔を見せた。

「僕も沖縄から出て名古屋で頑張って、何か残してやりたいと思ってここまできた。諦めずにやってきた。これからも新しい夢に向けて頑張っていきます」と、前向きに話した。

最後は、引退の10カウントで締めくくった。