18年以来となるG1・4度目の優勝を目指した棚橋弘至(45)が、無念のリーグ戦脱落となった。

メインイベントとなったCブロック公式戦。今年1月の自身とのUSヘビー級選手権試合で復帰まで半年を要する大ケガを負ったKENTA(41)と対戦した。中盤、棚橋が張り手をレフェリーに誤爆し、レフェリーはダウン状態に。松葉づえやテーブルを攻撃に使用されるなど、試合はあの1月大会と同じ、反則裁定なしのノーDQマッチの様相を呈した。

だが結末はあの時と逆だった。掌底でダウンを喫すると、顔面へのひざ蹴りを食らった。そして最後は23分46秒、go 2 sleepで3カウントを奪われてしまった。ヤングライオンに肩を借りて退場したのは、今度は棚橋だった。

3勝3敗(勝ち点6)でリーグ戦を終了。この時点でザック・セイバーJrが4勝しているため、敗退が決まった。開幕戦黒星から、一時は3連勝で盛り返していた。勝てばブロック突破の可能性も十分あっただけに、悔やまれる敗戦となった。

バックステージにおぼつかない足取りで現れた棚橋は、「厳しい」「悔しい」と連呼。相手のリベンジ戦ということもあり、「それを押さえ込む力が今の俺にはなかったということ…」と唇をかんだ。