西前頭8枚目の平戸海(26=境川)が、東前頭9枚目の宇良(34=木瀬)に勝ち、今場所初白星を挙げた。立ち合いから、止まることなく一気に押し出した。

「立ち合いで低く当たれた」と振り返った平戸海は「親方が解説の時にいい相撲が取れてよかった」とも本音を漏らした。

この日、NHK大相撲中継で師匠の境川親方(元小結両国)が正面の解説を務めていた。もし負けると、愛情がたっぷり詰まった辛口コメントが全国にさらされてしまうところだった。

平戸海は親方の解説の日の勝率について「最近悪かった」と認めつつ、「気合が入るっす」と前向きにとらえ、会心の相撲で師匠の期待に応えてみせた。

境川親方は中継で「今日は平戸海の出足が良かったんじゃないですかね。宇良はいろんな技も多彩ですし、平戸海ももたもたしたら相手に分があるっちゅうのは分かっていますから、今日みたいに平戸海は自分らしさを出した相撲を取らないかんですよね」と前向きにコメントした。

さらに「攻め込んでも土俵際の詰めが悪かったら逆転されるわけですから、今日は相手をよく見ながら攻めていますよね」と褒めていた。

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