IWGP・USヘビー級王者ウィル・オスプレイ(29)が、3度目の制覇を目指した内藤哲也(40)を下し、決勝進出を決めた。

メインイベントとなったファイナルトーナメント準決勝で、ファン待望のシングル戦が初めて実現。序盤は心理戦となったが、後半は大技の応酬に発展した。最後は、正面からヒドゥンブレード(ランニングバックエルボー)を決め、最後は20分23秒、ストームブレイカー(変型ネックブリーカー)で3カウントを奪った。激戦を演じた相手には「彼は素晴らしい。またやりたい」と賛辞を贈った。

2年ぶり3回目の出場で、自身初のG1制覇にあと1歩のところまできた。決勝は、過去6度対戦し大きく負け越しているオカダと対戦する。「対戦の度に苦汁をなめさせられたが、これは俺にとって必要な試合だ。俺を止められるものは誰もいない」と、早くも勝利を確信していた。

○…13年連続13回目の出場で3度目の制覇を目指した内藤の夢は、初対戦のオスプレイに砕かれた。雪崩式のフランケンシュタイナーや変形デスティーノで決死の勝負をかけたが、最後はストームブレイカーで3カウント。来年1月の東京ドーム大会のメイン返り咲きへ、ラストチャンスにかけたG1だったが、わずかに及ばなかった。