「明日の女帝」アスカがWWE女子タッグ王座トーナメント準決勝で姿を消した。アレクサ・ブリスと組み、ダコタ・カイ、イヨ・スカイ(紫雷イオ)組と対戦。カイからアスカロック(羽根折り式胴絞め裸絞め)でギブアップを奪ったはずが、試合権の変更を知らずにスカイの丸め込みを受け、まさかにピンフォール負けを喫した。WWE主要女子王座をすべて獲得するグランドスラムを達成している実力者が不覚を取った形となった。

試合ではヒップアタック、バックハンドブロー連打、スープレックスと連続攻撃がさえわたり、アスカロックでカイの仕留めたはずだった。敵のタップを確認し、勝利をアピールしていたところに、試合権を持っていたスカイに丸め込まれた。アスカは信じられないという表情で悔しがったものの、カイ、スカイ組のフォールが認められ、敗退が決定した。

2度目となるWWE女子タッグ王座奪取は逃したものの、スカイとの対戦は続く。9月3日(日本時間4日)には英ウェールズ・カーディフで開催される30年ぶりの英国スタジアム大会となるWWEクラッシュ・アット・ザ・キャッスル大会でも日本人対決が決定している。ロウ女子王者ビアンカ・ブレア、ブリスと組み、ベイリー、カイ、スカイ組との6人タッグで、今度はリベンジする腹づもりだ。