武尊が返上したK-1スーパーフェザー級のベルトを争う「第5代王座決定トーナメント」は、レオナ・ペタス(30)が制した。決勝で朝久裕貴(26)に3-0で判定勝ちした。

レオナは1回戦でアヤブ・セギリ(24=スペイン)に2回1分1秒、右フックなどで逆転KO勝ち。準決勝は大岩龍矢(30)を3回0分12秒、右跳び膝蹴りでマットに沈めた。そして、決勝では朝久を3センチ上回る175センチの長身を生かした。自分の間合いからワンツーを決め、試合の主導権を握った。

勝利が決まるとレオナはリング上に崩れて男泣き。亡き母に約束していたベルトを巻くと「かあちゃんにこのベルトをささげたい。武尊選手に頑張れと言われたから頑張れました。K-1最高!」と絶叫した。

昨年3月に武尊とのタイトル戦で敗れたものの、名勝負を演じたレオナ。「”後のことは任せる”とリング上で言われた」。ところが、62キロ契約で出場の「THE MATCH」では、中村寛に0-2で判定負け。今回は「ここで負けたら終わり」の覚悟で臨み、見事に結果を出した。

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