宮原健斗(33)が3冠ヘビー級王座奪還に成功した。初防衛を目指した王者の諏訪魔(45)のバックドロップを再三浴びてグロッギーに陥ったが、最後は得意のシャットダウン・スープレックスでフォールを奪った。

6月19日の大田区総合体育館大会で前王者ジェイク・リーに敗れて失ったベルトを取り戻した宮原は、50周年記念大会という節目の興行でのタイトル奪還に「ジャイアント馬場さん、ジャンボ鶴田さん、四天王……。過去の歴史があって今がある。そしてこの先をオレが引っ張っていく。明日から新しい全日本がスタートする」と、エースとしての自覚を強くしていた。