“路上の伝説”と“無敗の伝説”が、「若者の街」渋谷の中心で、3度目の対面を果たした。

25日に迫った格闘技イベント「超(スーパー)RIZIN」(25日、さいたまスーパーアリーナ)のエキシビションマッチで激突する人気総合格闘家の朝倉未来(みくる、30)とプロボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(45=米国)が21日、東京・SHIBUYA109前で行われた公開記者会見に登場。周辺に人だかりができる前で、それぞれ意気込みを語った。

ストリートファイトから人気格闘家の地位を不動のものにし、“路上の伝説”の異名を取る朝倉は、笑顔で会見場に登場。「初めてのボクシングの試合。ファンの人はもちろん、アンチも俺が倒れるところを見たいと思っている。どちらにしろ買ってください」と、PPV(ペイ・パー・ビュー)チケットの購入を呼びかけた。

一方、プロボクシング戦績50戦50勝無敗のメイウェザーは、黒のポロシャツに赤のベスト姿で登場。「とにかく日本に来られてうれしい、すごく好きな国。たくさんの人が集まってくれた。これが俺の仕事。この分野では誰よりも経験がある。大会はほんとうに楽しみ。絶対に楽しませます」と、余裕の表情で語った。

その後、両者は76秒にわたる長時間のフェースオフ(にらみ合い)を展開した。

道行く人々は、スマホを掲げて2人の姿を撮影した。通行の妨げになるのを防ぐため「止まらずに歩いてください」と何度もアナウンスが入るなど、注目度の高さをうかがわせた。