プロボクシングWBO世界スーパーフライ級3位フランシスコ・ロドリゲス(29=メキシコ)が25日、来日した。11月1日にさいたまスーパーアリーナで、WBO世界フライ級王者中谷潤人(24=M.T)とスーパーフライ級10回戦を戦う。

陣営とともに日本に到着したロドリゲスは「この試合に勝つことは、自分にとって最短で世界王座を取るという道に進めるという意味があると思う。世界戦と思って戦い、自分の手で勝利をつかむつもり」と意気込んだ。

サウスポースタイルの中谷の実力を認めた上で「ボクシング技術で中谷選手のスピード、左のパンチに対応していく試合をイメージしている」と想定。この8週間のキャンプを行い、海外での走り込み、母国メキシコのモンテレーで計80~90回のスパーリングを消化し、サウスポー対策もしてきたという。

「日本のファンが、すごい試合だった、といつまでも印象に残る試合をしたいと思っているし、そういう試合にあると確信している」と意気込んだ。

昨年9月、WBO世界同級王者井岡一翔(志成)に挑戦したものの、判定負け。IBF、WBO世界ミニマム級王座に続く、2階級制覇を逃した。ロドリゲスは「井岡選手にリベンジしたいと思っている」と強調。中谷に勝利し、井岡への再挑戦を手にするために集中力を研ぎ澄ませていた。