スターダムの「女帝」舞華が、新日本のエース、棚橋弘至(46)を渾身(こんしん)のバックドロップでぶん投げた。

第5試合の男女混合のミックスドマッチで、新日本の「荒武者」後藤洋央紀(43)と“和”コンビを結成し、林下詩美と組んだ棚橋と対戦した。試合は同性レスラーにしか攻撃できない「異性おさわり禁止」のルールのもとで行われたが、序盤に、舞華は棚橋にまさかのストンピングを見舞われた。さらに、張り手を見舞われたところで、スイッチが入った。とどめを狙った棚橋のスリングブレイドをひらりと交わすと、次の瞬間、体重100キロ超の棚橋をバックドロップで軽々と投げ飛ばしてみせた。

これには、観衆からもどよめきが起こった。試合は、舞華が林下にハイジャックボムで3カウントを奪われ、勝利ならず。それでも、史上初めての両団体の合同興行で存在感を示した舞華は「見てました? 棚橋弘至をぶん投げましたよ」と満足げ。タッグを組んだ後藤も「次につながる」と手放しにたたえた。

投げられた棚橋も、「いい刺激をもらいました」と笑顔。「次もあると信じています」と、合同興行の継続を熱望していた。