WBOアジアパシフィック・ミニマム級王座決定戦(4日、エディオンアリーナ大阪)の前日計量が3日、大阪市内の日本ボクシングコミッション(JBC)関西事務局で行われた。

真正ジムのホープ、4戦4勝(3KO)の日本同級4位小林豪己(23)はリミットを100グラム下回る47・5キロ、WBOAP同級1位のマルコ・ジョン・リメンツォ(23=フィリピン)は47・4キロで一発クリアした。

兵庫県加古川市出身の小林は神吉中3年から、高砂ジムでボクシングを始めた。相生学院高ではインターハイに出場。芦屋大で全日本選手権ライトフライ級8強の実績を積み、プロデビューを果たした。ここまでは順風満帆。5戦目で訪れたタイトルマッチで、一気に世界ランク入りを狙う。

「調整は順調でした。(試合展開想定は)最初は様子を見てパンチが当たったら勝ちます。『ブラボー!』しかない。ワクワクしています」。サッカーW杯で快進撃を続ける森保ジャパンの最年長、DF長友の決めセリフをちゃっかり拝借。勝利の際にはリング上で「ブラボー!」を絶叫する。