新日本プロレスの元IWGPヘビー級王者で米プロレス団体AEWのケニー・オメガ(39)が、19年1月以来4年ぶりとなる新日本参戦について、「この試合は全てビジネス。それ以上でも以下でもない」とうそぶいた。

新日本の年間最大興行となる東京ドーム大会「レッスルキングダム17」を前日に控えた3日、都内で行われた記者会見に出席。ダブルメインイベント1で対戦するIWGP・USヘビー級王者ウィル・オスプレイ(29)と相対すると、流ちょうな日本語で挑発を始めた。

参戦発表後、オスプレイを「パンデミック」と表現していたオメガは、「新日本にワクチンを打ってやる」と豪語。「試合の後は残念ながらオスプレイは各国でいなくなる。でもファンの皆さんは泣かないでほしい。これまでオスプレイの活躍は本当に素晴らしかった。お前の背中をたたいて『お疲れさまでした』と言いたい気持ちが強い」。うすら笑いを浮かべながら、勝利は当たり前とでもいわんばかりに話した。

フェースオフ(にらみ合い)では、ヒートアップしてにじり寄るオスプレイに対しても、冷めた目つきで対応。「この試合は全てビジネス。それ以上でも以下でもない」と断言し、場の空気を支配した。“ベストバウトマシン”が、これまで4度の防衛を達成している新日本最強外国人に最悪の夜をプレゼントする。