<新日本プロレス:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム
ダブルのメインイベント2となるIWGP世界ヘビー級王座戦で、挑戦者のオカダ・カズチカ(35)が2度目戴冠を果たした。
◇ ◇ ◇
昨年11月12日の興行で、オカダは中学卒業まで過ごした故郷、愛知・安城市に「プロレスラー」として初めて戻った。地元の東祥アリーナで、本間朋晃にレインメーカーを決めて勝利。「知っている会場なので、すごく変な感じだった。地元凱旋(がいせん)ってこういうことなんだな、と。温かかった」。普段会場に来られない親族や地元の仲間たちからの声援で初心に返った。
プロレスラーになると心に決めた少年時代。15歳の時にプロレス団体「闘龍門」の入門テストに合格し、地元を飛び出した。周囲に関係者も、格闘技経験もない。それでも親を説得して、自身の道を突き進んだ。
安城は「何もない」と笑うが、やはり特別だ。昨夏の東京五輪の際には聖火ランナーを務め、今回はプロレスラーとして故郷に錦を飾った。「こういう生き方も認められたんだなって。間違っていなかった」。地元がオカダの心を強くする。

