女性ボーカルグループ「SPEED」の元メンバーで自民党の今井絵理子参院議員(37)の長男、今井礼夢(らいむ、18)が、成長を実感させる勝利を挙げた。

第2試合の6人タッグマッチで師匠のヨシタツ(45=全日本)、“炎の飛龍”藤波辰爾の息子LEONA(29=ドラディション)と組み、翔太、吉野達彦、秦野友貴組と対戦した。金色のコスチューム姿で登場すると、自ら先発を買って出るなどやる気満々。昨年4月にデビューした団体の後輩、秦野を相手にプロの先輩としての自覚を見せ、最後はサムソンクラッチで丸め込んで自ら白星をゲットしてみせた。

ヘッドシザースホイップやダイビングフットスタンプなど、多彩な技を披露。技術の上達を示した。

先天性難聴という障害を抱えながら、20年12月にプロデビュー。21年8月に初勝利後も、毎日1人で川崎市の道場に通って技術を磨いてきた。今月15日には琉球ドラゴンプロレスに参戦するなど、活動の幅を広げている。団体10周年イヤーとなる今年、さらなる飛躍を遂げる。