元WBA世界ミニマム級王者宮崎亮(35=KWORLD3)が4回TKO負けを喫し、試合後に引退を表明した。中村祐斗(市野)と対戦し4回2分7秒、レフェリーが試合をストップした。

宮崎は世界をとった時から4階級上げての挑戦となった。「今回の敗因は体重です。自分が悪いだけ。きっぱり引退すると思います」と話した。

宮崎は17年8月に引退届を出し、トレーナー業についていた。しかし同年9月に道交法違反で逮捕。懲役1年、執行猶予3年の判決を受けた。執行猶予期間が明け、現役復帰の希望に手を差し伸べたのが当時3150ファイトクラブの亀田興毅会長だった。

世界王者復帰に目標を定めてきたがかなわず。宮崎は「もう35歳。家族がいるんで。真剣に先のことを考えないといけない」。完敗を機に第2の人生を歩み出すことを決めた。