プロボクシングWBC世界ミニマム級3位の重岡優大(25=ワタナベ)が、シルバーヘア&お気に入りファッションで世界戦行事に登場した。16日に同級7位の元WBO世界同級王者ウィルフレド・メンデス(26=プエルトリコ)との同級暫定王座決定戦(東京・代々木競技場第2体育館)を控え、14日、都内の日本ボクシングコミッションで予備検診に臨み、両者ともに異常は見られなかった。

試合まで残り3日となり減量面で大変な時期ながら、重岡は一昨日にカラーリングしたというシルバーヘア、ブラックを基本としたお気に入りファッションで検診を受けた。通常のボクサーならば体に負担をかけないようにジャージーやスエットで世界戦行事に参加することが多いが、重岡は「こんなみんなに見られることないのに、髪の毛もセットせずにジャージーできても…。バチっと。今からデートでも行くのかっていう感じで。明日もバチっといきます」とニヤリと笑った。

国内初の兄弟同時世界王座獲得を目指し、IBF世界同級4位の弟銀次朗(23=ワタナベ)は同級3位レネ・マーク・クアルト(26=フィリピン)との同級暫定王座決定戦を控える。同じく予備検診を終えた銀次朗は「兄ちゃんはこれぐらいがいい。明日(の計量と会見)は自分もバッチリいきます」と強調。重岡兄弟そろってお気に入りファッションで決めるプランを明かしていた。