WBC世界ミニマム級3位重岡優大(26=ワタナベ)が世界初挑戦で世界王座奪取に成功した。

同級7位の元WBO世界同級王者ウィルフレド・メンデス(26=プエルトリコ)とのWBC同級暫定王座決定戦に鮮やかな7回KO勝ち。先の試合で弟の重岡銀次朗(23=ワタナベ)がIBF世界ミニマム級暫定王座決定戦に勝利しており、国内初の「兄弟同時世界王座獲得」という偉業を達成した。

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重岡兄弟は、次回3150FIGHTでダブル統一戦を目指す。8月にエディオンアリーナ大阪で開催予定。

2人が所属するワタナベジムの渡辺均会長は「ダブルの統一戦を目指したい」と話す一方、「入札になるかもしれない」との見通しを示した。WBCはパンヤ・プラダブスリ(タイ)、IBFはダニエル・バラダレス(メキシコ)。プロモートする亀田ファウンダーも「早い段階で(統一戦を)やりたい」と話しており、全力で交渉に取り組む。