プロボクシングWBO女子世界スーパーフライ級王者昼田瑞希(27=三迫)が中盤でのKO勝ちを「予告」した。

13日、東京・後楽園ホールで同級1位ケーシー・モートン(39=米国)との初防衛戦に向け、12日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、両者そろって200グラム少ない51・9キロでクリアした。初防衛戦に備え、米ロサンゼルスに3週間、合宿を敢行。朝のフィジカル練習から、ミット打ち、スパーリングを消化してきた。

現地で指導を受けたトレーナーからモートンとの防衛戦を決まったと伝えた際に「6回にKO勝ちできるよ」と激励されたことを明かし「その約束を守りたいと思います」と中盤に倒す意気込みを示した。挑戦者は19年6月に吉田実代との王座決定戦にも臨んだ経験がある実力者。計量が初対面となったが「きれいな方だなと。思ったより、細かったかな」と冷静そのもの。世界王者としてベルトを守る立場になったことも「デビュー戦でもタイトル戦でも、どの試合も戦うだけ。勝てば防衛できるし、いつも通り。常にどの試合も100%でやっている」と静かに燃えていた。