プロレスリング・ノアは26日、9月末をもって中嶋勝彦(35)との選手契約を終了すると発表した。10月に行われる2大会がノアとしての中嶋のラストマッチとなる。20日後楽園大会は潮崎豪、マサ北宮と組み、望月成晃、征矢学、稲葉大樹組と6人タッグマッチを行い、28日の地元福岡大会では、潮崎豪とのタッグで丸藤正道、杉浦貴組と戦う。

中嶋は04年にデビュー後、佐々木健介に弟子入りし、健介オフィスに所属しながらノアのリングを主戦場としてきた。16年正式にノア所属となり、10月にはGHCヘビー級王者に輝いた。その後同王座7度の防衛に成功。20、21年にはN-1 VICTORYを連覇するなど、中心選手として活躍した。

中嶋の退団を受け、ラストマッチで対戦する丸藤はX(旧ツイッター)を更新。「1人の男がプロレスラーになる夢をかなえて、その先の夢を見る事は必然。世の中に絶対は無い。彼の想いをくみ取ったマッチメークなら光栄な事だ。ひとまず思いっきりやり合いましょうか」と、お互いの健闘を誓った。