メインイベントで3冠ヘビー級王座戦が行われ、王者・中嶋勝彦(35)が、挑戦者・芦野祥太郎(34)に勝利。3度目の防衛を果たした。

「闘魂スタイル」を掲げる中嶋は、芦野が昨年5月に骨折した左前腕を徹底的に攻撃。左腕を狙ってのアームブリーカーやキックでダメージを与えた。

しかしその後、芦野の猛反撃にあった。エルボースマッシュの連打や、クラッチを離さない強烈なジャーマンスープレックス3連発を浴び、フラフラに。

しかし中嶋は19分40秒、「燃える闘魂」アントニオ猪木がアンドレ・ザ・ジャイアントからギブアップを奪ったのと同じ腕固めで芦野をタップさせた。

試合後、角界出身双子コンビ斉藤ブラザーズの弟レイが登場。レイは兄ジュンとともに14日の世界タッグ王座戦で中嶋&大森北斗組の挑戦を受け、中嶋からアイスバイン(アッパー式の掌打を相手の喉元に放ち、そのままマットにたたきつける技)で3カウントを奪って王座を防衛している。

レイはリングに上がると「おい中嶋、お前最近、闘魂だなんだといろいろうるせえな。オレは正直、お前が闘魂だなんだというのはどうでもいい。ただ、お前が3冠ベルトを一発で手に入れ、最強タッグも優勝した。好き勝手やってるのは気にくわねえ。オレは1度お前をぶっ倒している。このオレの挑戦表明を受けろ」と3冠王座戦への挑戦を表明。

中嶋は「斉藤ブラザーズのレイだな。言いたいことは分かった。だけどな、勝って、オレまだひと言もしゃべってねえんだよ」と言い返した後「レイ、斉藤ブラザーズなのにお前1人でいいのか。レイ、ジュンで斉藤ブラザーズだろ。2人まとめてどうだ?」と挑発した。

レイは「おい、うぬぼれてんじゃねえぞ。おめえなんざちっとも怖くねえんだよ。どうだビビってんのか、返事をきかせろ」と再度、対戦を要求。

すると中嶋は「(3冠を)一発で取って、最強タッグもとって、まだ持ち続けてるのは中嶋勝彦、闘魂スタイルだ」とさらに挑発。ここでレイが中嶋になぐりかかるが、それをかわした中嶋は「あせるなよ」と「闘魂」をかかげる他団体の王者のようなセリフを述べた上で「まあ最後はお前にマイクを渡してあげるよ」と言って、先に花道を引き上げた。

事実上、3冠戦での対戦が決まった形となったレイは「なんだあいつ。わけわかんねえことをぺらぺらいいやがって。おい、いいか。オレはこの全日本プロレスを代表してとか、王道を代表してとかいうのはみじんもねえ。ただ、あの気にくわねえ中嶋勝彦をぶっ倒して、あの3冠ベルトをこの全日本プロレスに取り戻してやるぜ」と宣言した。 そして「オレもぺらぺらしゃべっててもしょうがないからそろそろ締めるか。オレが最後に何て言うかはもちろん分かるな」などと言ってから「準備はいいか? 全日本、DOOM!」とまさかの「DOOM締め」で大会は閉幕となった。