プロボクシング世界3階級制覇を達成したWBC世界バンタム級王者中谷潤人(26=M・T)が年4試合を目標に掲げた。24日、東京・両国国技館でWBC世界同級王者アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)から2度ダウンを奪って6回1分12秒、TKO勝利。日本男子7人目、無敗では3人目の世界3階級制覇を成し遂げた。一夜明けた25日、東京・飯田橋のホテルで会見。「今年は年4試合できたらうれしい。練習再開は1週間後? すぐに動きだしたいと思います」と早期の練習再開に意欲を示した。

所属ジムの村野健会長によると、次戦については未定となっている。ただ新王者となった直後、指名試合が優先されるケースが通常。初防衛戦は同級2位ビンセント・アストロラビオ(26=フィリピン)が挑戦者の有力候補となる。中谷は「まだ(アストロラビオの試合映像は)見ていない。試合が決まればしっかりつくりあげてきたい」と前向きな姿勢をみせた。

同じ興行ではWBA世界同級王者井上拓真(28=大橋)が元V9王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)を9回KO撃破して初防衛に成功。ビッグマッチ=統一戦を希望している中谷にとっては対抗王者の1人となる。「(井上との統一戦は)視野に入れている。そこらへんはタイミングだと思う」と将来的な統一戦を望んだ。

また同級では石田匠(井岡)、堤聖也(角海老宝石)、比嘉大吾(志成)、那須川天心(帝拳)、武居由樹(大橋)と日本人の世界ランカーがひしめく。中谷は「タレントぞろい。決まれば誰でもというスタンスです」と日本人対決にも前向きな姿勢をみせていた。